白内障とは
- 目の中でレンズの役割をする「水晶体」が濁って、かすんで見えたり、まぶしく感じたりする病気です
- 加齢による変化が最も多い原因です。60歳代で約70%、70歳代で90%の方に見られます(出典: 日本眼科学会「白内障」)
- 濁りが自然に元へ戻ることはありませんが、見えにくさに応じて経過観察から手術まで選べます。多くの場合、急いで決める必要はありません。目の状態によっては、早めの手術をおすすめすることもあります
こんな症状はご相談ください
- 全体が白っぽく、かすんで見える
- 以前より暗く感じる。家の中や夕方に見えにくい
- 光がまぶしい。晴れた日の屋外や、夜の車のライトがつらい
- ものが二重、三重にずれて見える
- 色が黄ばんで見える。白いものが白く見えない
- 眼鏡を作り直しても、思ったほど見やすくならない
症状をもっと詳しく
次のような変化を感じたら、白内障が関係していることがあります。
見え方の変化
- 全体が白っぽく、かすんで見える
- 以前より暗く感じる。家の中や夕方に見えにくい
- 光がまぶしい。晴れた日の屋外や、夜の車のライトがつらい
- ものが二重、三重にずれて見える
- 色が黄ばんで見える。白いものが白く見えない
- 眼鏡を作り直しても、思ったほど見やすくならない
生活の中で気づくこと
- 新聞や本の文字が読みにくくなった
- 人の顔の表情が分かりにくい
- 夜の運転に自信がなくなった
- 段差や足元が見えにくく、外出がおっくうになった
- 手元が急に見やすくなり、老眼鏡が合わなくなった(濁り方によって、一時的にこうなることがあります)
白内障そのものでは、痛みや目の赤みは出にくいとされています。ゆっくり進むため、片方の目だけ進んでいると、両目で見ているうちは気づきにくいことがあります。
片目ずつ手で隠して見比べると、左右の差に気づきやすくなります。
なお、急に見えなくなった、ものがゆがんで見える、見える範囲の一部が欠けた、目が痛い、目が赤いという変化が急に起きたときは、様子を見ずに眼科を受診してください。
これらは白内障でも起こることがありますが、急いで治療が必要な別の病気が関係している場合もあります。症状だけでは原因が決まらないため、検査で確かめる必要があります。
早く受診したほうが、選べる治療が多く残ります。
原因とタイプ
加齢による変化(最も多い)
水晶体はたんぱく質と水でできていて、年齢とともに濁りが出てきます。
60歳代で約70%、70歳代で90%、80歳代ではほとんどの方に白内障が見られます(出典: 日本眼科学会「白内障」)。
年齢とともに多くの方に見られる変化です。「珍しい病気になった」と考える必要はありません。
進み方を早める要因
白内障の進行を早める要因には、次のものがあります。
病気や体の状態が関係するもの
- 糖尿病 — 血糖の状態によって、比較的若い年齢でも濁りが進むことがあります
- 強度近視 — 近視が強い方は進みやすい傾向があります
- アトピー性皮膚炎 — 目の周りをこする習慣も関係すると考えられています
- 目のけが — 打撲や刺し傷のあと、時間をおいて濁ることがあります
薬が関係するもの
- ステロイド — 飲み薬・点眼・吸入などを長く続けている場合
- 向精神薬
いずれも、その薬が必要で使われているものです。自分の判断でやめないでください。
気になるときは、処方している医師と眼科の双方に相談してください。
生まれつきのもの
生まれたときから水晶体が濁っている「先天白内障」があります。
子どもの場合は、見えない状態が続くと視力そのものの育ちが妨げられること(形態覚遮断弱視)があるため、大人とは対応の考え方が変わります。
子どもの目つき・見え方が気になる場合は、早めに眼科へご相談ください。
ほかの目の病気や手術のあとに起こるもの
緑内障やぶどう膜炎などの目の病気、目の手術のあとに、続いて白内障が出ることがあります。
検査の内容
白内障かどうかを確かめ、どのくらい進んでいるか、見えにくさの原因が本当に白内障だけなのかを調べます。
白内障と、緑内障や網膜の病気が同時にあることもあります。濁りの確認だけで終わらせず、目の奥まで調べます。
強い痛みを伴う検査はほとんどありませんが、感じ方には個人差があります。目薬を使う検査があります。
治療の選択肢
白内障の治療には、大きく分けて「目薬で進み方を遅くする」と「手術で濁った水晶体を取り替える」の2つがあります。
まず知っておいていただきたいこと。一度濁った水晶体が、目薬や飲み薬で透明に戻ることはありません。
進行を遅らせる点眼薬と内服薬はありますが、濁った水晶体を元に戻すことはできません。
そのうえで、見えにくさが生活の邪魔になっていなければ、すぐ手術という話にはなりません。
1. 経過観察
濁りがあっても、見え方に困っていなければ、そのまま様子を見ます。
半年から1年ごとに、濁りの進み方と、ほかの病気が出ていないかを確認します。
進み方には個人差があります。この間隔で差し支えないかどうかは、検査の結果を見て判断します。見え方が変わったと感じたときは、次の確認を待たずにご相談ください。
2. 眼鏡・生活の工夫
濁り方によっては度数が変わっていて、眼鏡を合わせ直すだけで見やすくなることがあります。
まぶしさが強いときは、屋外でのサングラス、室内の照明を手元中心に変える、といった工夫で楽になることがあります。
これは濁りを治すものではありませんが、見えにくさを補う助けになることがあります。
3. 点眼薬・内服薬(進み方を遅くする)
進行を遅らせる目薬や飲み薬を使うことがあります。
濁りを取る薬ではなく、効果には個人差があります。
使い始めても定期的な確認は続けます。
4. 手術(濁った水晶体を取り替える)
見えにくさが生活の邪魔になってきたら、手術が選択肢になります。
どんな手術か
超音波を出す器具を目の中に入れ、水を流しながら濁った水晶体の中身を吸い出します。残した薄い膜(水晶体嚢)の中に人工のレンズ(眼内レンズ)を入れる方法です。
麻酔は多くの場合、目のまわりだけに効かせる局所麻酔です。目や全身の状態によって、麻酔の方法が変わることがあります。
手術にかかる時間
濁りの程度や目の状態によって変わります。
「手術時間が短いほど良い手術」という受け取り方は誤解です。時間の長さで手術の良し悪しは決まりません。
いつ受けるか
「この視力になったら手術」という決まった線はありません。
運転が必要か、細かい手作業をするか、一人暮らしかなど、生活の中でどれだけ困っているかで判断します。
急いで決めず、家族と相談してから決めていただいて構いません。ただし、濁りが極端に進んでからの手術は目への負担が増えることがあり、合併症の可能性も高くなるとされています。先延ばしを続けることはおすすめしません。
入れるレンズの種類
入れた眼内レンズは、目の中に置いたままにします。取り替える前提のものではありません。
種類には次の区分があります。
- 単焦点レンズ — ピントが合う距離が1つ。最も多く使われています。公的医療保険が使えます
- 乱視を矯正するレンズ(トーリックレンズ) — 乱視の強さに合わせるもの
- 多焦点レンズ — 複数の距離にピントを合わせるもの。公的医療保険だけでは受けられません。 費用の基礎部分は保険で給付され、特別料金の部分は全額自己負担になる「選定療養」の扱い、または全額自己負担になります(出典: 日本眼科学会「白内障手術」)
単焦点レンズを入れた場合、遠くに合わせれば手元は老眼鏡が必要になり、手元に合わせれば遠くに眼鏡が必要になります。
どこにピントを合わせるかは、生活のしかたを聞いたうえで一緒に決めます。
多焦点レンズについて、このページでは費用と取り扱いを書いていません。
自己負担の金額が確定していない状態で費用に触れることはできないためです。
ご希望がある方は、診察のときにお申し出ください。取り扱いの有無と費用をご説明します。
注意事項とリスク
手術を受けるかどうかを決めるための情報です。
何もしないでいた場合に起こること
- 濁りは自然に元へ戻りません。ゆっくり進みます
- 見えにくいままにしていると、段差や車に気づきにくくなり、転倒や事故につながります
- 濁りが極端に進むと水晶体が硬くなり、手術のときの目への負担が増えることがあります。合併症が起きる可能性も高くなるとされています
- まれに、進んだ白内障が原因で目の中の圧が急に上がり、痛みを伴う状態になることがあります
目薬・飲み薬について
- 進み方を遅くすることを目的とした薬で、濁りを取るものではありません。効果には個人差があります
- 目薬で目のまわりがかゆくなる、赤くなることがあります。続くときはご連絡ください
- 薬を始めても、定期的な確認は必要です
手術について
白内障の手術は広く行われていますが、体に対する手術であり、リスクがないわけではありません。
手術の合併症によって、重篤な視力障害が生じる場合があります。
手術中に起こりうること
- 水晶体を包む膜が破れる
- 予定した位置にレンズを固定できず、別の方法に切り替える
- 出血。ごくまれに、目の中に強い出血が起きて視力に大きな影響が残ることがあります
- 目の状態によっては、途中で手術のしかたを変えたり、日を改めたりすることがあります
手術のあとに起こりうること
- 感染(術後の目の中の炎症) — 頻度は高くありませんが、起きたときは視力に大きく影響します。手術後に強い痛み、急な見えにくさ、目やにの増加があれば、すぐにご連絡ください
- 後発白内障 — レンズを支えている膜が濁って、再び見えにくくなることがあります。手術から数か月〜数年後に起こることがあります。レーザーで対応できる場合があります
- 目の中の圧の上昇
- 角膜のむくみ — 見え方が一時的にぼやけます
- 網膜のむくみ、網膜剥離
- レンズの位置のずれ
- 炎症が長引く
見え方についてあらかじめ知っておいていただくこと
- レンズの度数は計算して決めますが、計算どおりにならないことがあります。 手術後に眼鏡が必要になる方は少なくありません
- 単焦点レンズでは、ピントが合う距離が1つになります。遠くに合わせれば手元に、手元に合わせれば遠くに眼鏡が必要です
- 手術のあとに乱視の出方が変わることがあります
- 夜間に光がにじむ、輪が見える(ハロー)、まぶしく感じる(グレア)ことがあります
- 網膜や視神経に別の病気がある場合、濁りを取っても見え方が十分に良くならないことがあります。 手術の前にご説明します
- 手術の効果には個人差があります。見え方がどこまで良くなるかは、検査の結果をもとに診察でお伝えします
手術当日と、そのあとの生活の制限
- 手術当日は、ご自身での車・バイク・自転車の運転はできません。 付き添いの方と来院いただくか、公共交通機関やタクシーをご利用ください
- 洗顔・洗髪・入浴は、医師の許可が出るまで控えていただきます
- 目をこすらないでください。粉やほこりの多い場所、プール、温泉は許可が出るまで避けてください
- 目を打つ可能性のある運動は許可が出るまで控えます
- 血をさらさらにする薬、前立腺の薬などを飲んでいる方は、手術前に必ずお申し出ください。 手術のしかたに関わります。自分の判断で薬をやめないでください
- 長い時間あお向けでじっとしていることが難しい方は、事前にご相談ください
検査の制限
- 瞳を広げる目薬を使ったあとは、多くの場合3〜5時間ほど手元が見にくく、まぶしくなります。半日ほど続く方もいます。その間の運転はできません
- 緑内障の一部の型では、瞳を広げる目薬が使えないことがあります。緑内障で治療中の方はお申し出ください
このページの情報について
- ここに書いた内容は、白内障について一般的に知られていることです(主な出典: 日本眼科学会「白内障」「白内障手術」)。すべての方に当てはまるわけではありません
- 実際の診断・治療方針は、診察と検査の結果によって決まります
- 症状や治療について心配なことは、受診のときに遠慮なくお尋ねください
通院の回数と期間
経過観察の場合
- 初回に検査と診察をします
- そのあとは半年から1年に1回の確認が目安です
- 濁りの進み方が早い方、糖尿病などの持病がある方は、3〜6か月ごとになることがあります
- 目薬を使う場合は、薬がなくなるころに合わせて受診していただきます
見え方が変わったと感じたときは、次の予約を待たずにご相談ください。
手術を選んだ場合の流れ
医院によって回数と間隔が変わります。一般的な組み立ては次のとおりです。
1. 手術を決める診察 — 見え方と生活の状況を確認し、方針を決めます
2. 手術前の検査 — 目の長さを測ってレンズの度数を計算します。全身の状態も確認します
3. 手術前の目薬 — 感染を防ぐため、決められた日から目薬を始めます
4. 手術当日 — 片眼ずつ行うのが一般的です
5. 手術の翌日 — 目の状態を確認します。翌日の診察を行う医院が多くあります
6. その後の確認 — 数日後、1〜2週間後、1か月後を目安に、炎症の落ち着き方と見え方を確認します
7. 見え方が落ち着いてから — 必要な方は眼鏡を合わせます。手術直後は度数が変わるため、少し待ってから作ります
手術のあとしばらく続くこと
- 目薬を数週間から数か月続けます。回数は途中で減っていきます
- 目に水が入らないよう、洗顔・洗髪は医師の許可が出るまで控えます。目のまわりを清潔に保つことが大切です
- 手術のあとに眼鏡を作り直す方が多くいます
両眼を手術する場合
片眼ずつ日を分けるのが一般的です。間隔は目の状態や生活の都合で決めます。
片方が見える状態で過ごせるため、生活への影響を小さくしやすくなります。
具体的な回数と間隔、手術を行っているかどうかは、このページの「当院の対応」をご確認ください。
費用の目安
ここに書くのは公的医療保険が使える範囲の目安です。金額は全国共通の診療報酬(点数)に基づいて計算されます。
自己負担の割合は、年齢と所得によって1割・2割・3割に分かれます。
保険証(またはマイナンバーカード)と、負担割合が書かれた証をお持ちください。
診断・経過観察のとき
この表はまだ出していません。金額は共通の診療報酬マスタから改定時点付きで差し込む設計です。点数が入るまで患者向けには出しません。
手術のとき(片眼・単焦点レンズ・保険適用)
自己負担はここに割合をかけた額が基本になり、これに検査・薬・手術当日以外の診察が加わります。
この表はまだ出していません。金額は共通の診療報酬マスタから改定時点付きで差し込む設計です。点数が入るまで患者向けには出しません。
- 両眼を手術する場合は、片眼ずつ日を分けて行うのが一般的で、費用も1回ずつかかります
- 1か月の自己負担が高額になったときは、高額療養費制度で払い戻しを受けられる場合があります。年齢と所得で上限が変わります。加入している健康保険の窓口(協会けんぽ・健康保険組合・市区町村の国民健康保険の窓口など)にご相談ください
- 70歳未満の方は、事前に「限度額適用認定証」を用意しておくと、窓口での支払いを上限までに抑えられます
- 民間の医療保険に入っている方は、白内障手術が給付の対象になることがあります。保険会社に確認してください
上の金額は目安です。 検査の内容、使う薬、通院の回数によって変わります。実際の金額は受診時にご確認ください。
受診の目安とご持参いただくもの
早めに受診したほうがよい状態
- 眼鏡を作り直しても見やすくならない
- 夜の運転で、対向車のライトが以前よりまぶしい
- 昼と夜で見え方の差が大きい
- 家の中や夕方に見えにくく、段差が不安
- 数か月前から見えにくいが、そのままにしている
- 健康診断や人間ドックで「白内障」を指摘された
- 糖尿病で治療中で、目の検査を1年以上受けていない
- ステロイドを長く使っている
その日のうちに眼科へ
これらは白内障でも起こることがありますが、急いで治療が必要な別の病気が関係している場合もあります。症状だけでは原因が決まらないため、その日のうちに検査で確かめる必要があります。
- 急に見えなくなった
- 目が痛い、目が赤い、頭痛や吐き気もある
- ものがゆがんで見える
- 視野の一部がカーテンのように欠けた
- 黒い点や糸のようなものが急に増えた、光が走って見える
症状がなくても
白内障は自覚がないまま進むことがあります。
症状がなくても、定期的に眼科の検査を受けることをおすすめします。検査の間隔は目の状態によって変わるため、診察でご案内します。
緑内障や網膜の病気も、同じ検査で見つかることがあります。
受診のときのお願い
- 飲んでいる薬が分かるもの(お薬手帳、処方の控え)をお持ちください。目に関係する薬は少なくありません
- 眼鏡・コンタクトレンズを使っている方は、いま使っているものをお持ちください
- 瞳を広げる検査になる可能性があります。車・バイク・自転車の運転でのご来院は避けてください
- 持病がある方は、通院先とお薬の内容が分かるようにしておいてください
当院の対応
ここだけが医院ごとに変わる内容です。
院内で行える検査
視力検査、矯正視力検査、眼圧検査、眼底検査。
受付
予約制ではありません。番号札の順に診察します。
よくあるご質問
白内障は目薬で治りますか。
治りません。進行を遅らせる点眼薬と内服薬はありますが、濁った水晶体を元に戻すことはできません。濁りを取り除く方法は手術です。
すぐに手術を受けないといけませんか。
見え方に困っていなければ、経過観察を選べる場合が多くあります。「この視力になったら手術」という決まった線もありません。運転や仕事、家事でどれだけ困っているかで一緒に判断します。ただし、目の状態によっては早めの手術をおすすめすることもあります。濁りが極端に進んでからの手術は目への負担が増えることがあるため、見えにくさが続くのに受診しないままにするのはおすすめしません。
手術は痛いですか。眠っている間に終わりますか。
麻酔は多くの場合、目のまわりだけに効かせる局所麻酔です。眠らせる方法ではないため、意識はあります。機械の音や光は感じます。痛みの感じ方には個人差があります。心配な方は診察のときにお伝えください。
手術は何分くらいで終わりますか。
濁りの程度や目の状態によって変わります。「手術時間が短いほど良い手術」という受け取り方は誤解です。時間の長さで手術の良し悪しは決まりません。かかる時間は診察で確認したうえでご案内します。
入院は必要ですか。
日帰りで行う医院と、入院で行う医院があります。全身の状態や通院の都合によって、入院で行ったほうがよい場合もあります。どちらになるかは、このページの「当院の対応」と診察でご確認ください。
そのほかのご質問(11件)
両目とも手術できますか。同じ日にできますか。
両目の手術を行うことはできます。ただし片眼ずつ日を分けて行うのが一般的で、時期や方法は目と全身の状態によって変わります。片方が見える状態で過ごせるため、生活への影響を小さくしやすくなります。間隔は目の状態と生活の都合で決めます。
手術のあと、眼鏡はいらなくなりますか。
単焦点レンズの場合、ピントが合う距離が1つになるため、眼鏡が必要な場面は残ります。遠くに合わせれば手元に老眼鏡、手元に合わせれば遠くに眼鏡が必要です。度数の計算どおりにならないこともあります。手術後に眼鏡を作り直す方は少なくありません。
入れたレンズは、あとで交換や交換の手術が必要になりますか。
眼内レンズは目の中に置いたままにするもので、寿命で交換する前提のものではありません。ただし、レンズを支えている膜が濁って再び見えにくくなること(後発白内障)があり、そのときはレーザーで対応できる場合があります。
手術を受けたのに、しばらくしてまた見えにくくなりました。白内障が再発したのですか。
取り除いた水晶体の濁りが戻ることはありません。レンズを支えている膜が濁る後発白内障や、ほかの目の病気の可能性があります。受診してご相談ください。
家族と相談してから決めてもよいですか。
はい。多くの場合、急いで決める必要はありません。検査の結果と手術の流れ、手術後の注意点をご説明しますので、ご家族と相談してからお決めいただけます。ご家族と一緒に説明を聞いていただくこともできます。
持病があります。血をさらさらにする薬を飲んでいます。手術できますか。
受けられる方が多いですが、手術のしかたや準備に関わるため、飲んでいる薬は必ずお申し出ください。**自分の判断で薬をやめないでください。** 必要な場合は、その薬を処方している医師と相談したうえで進めます。
検査のあと、車で帰れますか。
瞳を広げる目薬を使った場合、車の運転はできません。多くの場合3〜5時間ほどまぶしさが続き、手元が見にくくなります。効き方には個人差があり、半日ほど続く方もいます。公共交通機関か、ご家族の送迎でお越しください。
費用はどのくらいかかりますか。
公的医療保険が使える範囲は、負担割合ごとの目安をこのページの「費用の目安」にまとめています。1か月の自己負担が高額になったときは、高額療養費制度で払い戻しを受けられる場合があります。ご加入の健康保険の窓口にご相談ください。
多焦点レンズにすると眼鏡がいらなくなると聞きました。
多焦点レンズは、公的医療保険だけでは受けられず、自己負担が発生する選択肢です。金額が確定していない状態で費用の説明ができないため、このページでは費用と取り扱いを書いていません。ご希望がある方は診察のときにお申し出ください。取り扱いの有無、費用、見え方の特徴と起こりうることをその場でご説明します。
白内障は予防できますか。
加齢による変化そのものを止める方法は確立していません。進行を早める要因には、喫煙、紫外線、放射線があります。禁煙と屋外での紫外線対策(つばのある帽子、紫外線を防ぐ眼鏡)は取り組みやすい対応です。ただし、これらで白内障を防げると確かめられているわけではありません。糖尿病などの持病がある方は、その治療を続けることが目の状態にも関わります。
片方だけ白内障と言われました。もう片方も手術が必要になりますか。
進み方には左右差があります。片方だけで済む方も、あとからもう片方を手術する方もいます。定期的に確認して判断します。
このページの医療内容の監修
後藤 寿裕(院長/日本眼科学会 眼科専門医)
監修日が入っていません。監修した医師と監修日がそろうまで、このページは公開しません。
ご予約・ご相談
予約制ではありません。番号札をお取りのうえ、受付時間にお越しください。