初期にはほとんど症状が出ません。見える範囲の欠けは初期にはほとんど自覚がない場合が多く、そのために治療が遅れることがあります。
進んでくると、次のような変化に気づくことがあります。
両目で見ていると左右で補い合うため、気づきにくいことがあります。片目ずつ手で隠して見比べてください。
目が強く痛む、目が赤い、急に見えにくくなった、頭痛や吐き気もあるという変化が急に起きたときは、その日のうちに眼科を受診してください。
これらは目の中の圧が急に上がったときに起こることがありますが、ほかの原因も考えられます。症状だけでは原因が決まりません。
眼圧が急に上がった状態では、適切な治療をしても見る力に大きな障害が残る場合があります。早く受診したほうが、選べる治療が多く残ります。
目の中は房水という液体で満たされていて、その量によって目の内側の圧(眼圧)が決まります。
房水の流れが滞って眼圧が上がると、視神経が傷むことがあります。
眼圧が正常の範囲でも緑内障が起こることがあります。眼圧の数字だけでは決まりません。
ほかの目の病気、体の病気、薬(ステロイドなど)が関係して眼圧が上がることもあります。薬は自分の判断でやめないでください。
緑内障の検査では次を行います。
瞳を広げる目薬を使う検査があります。使ったあとは、多くの場合3〜5時間ほどまぶしく、手元が見にくくなります。半日ほど続く方もいます。その間は車・バイク・自転車の運転ができません。
間隔は目の状態によって変わります。見え方が変わったと感じたときは、次の予約を待たずにご相談ください。
緑内障の検査と治療には、公的医療保険が使えます。
自己負担の割合は、年齢と所得によって1割・2割・3割に分かれます。保険証(またはマイナンバーカード)をお持ちください。
治療は長く続くため、目薬と検査の費用がかかり続けます。
1か月の自己負担が高額になったときは、高額療養費制度で払い戻しを受けられる場合があります。加入している健康保険の窓口にご相談ください。
実際の金額は、検査の内容と使う薬によって変わります。受診時にご確認ください。
目が強く痛む、目が赤い、急に見えにくくなった、頭痛や吐き気もあるという変化が急に起きたときは、その日のうちに受診してください。
緑内障は、自覚がないまま進むことがあります。症状がなくても、定期的に検査を受けることをおすすめします。
検査の間隔は目の状態によって変わるため、診察でご案内します。
受診のときは、お薬手帳と、いま使っている眼鏡をお持ちください。
ここだけが医院ごとに変わる内容です。
視力検査、矯正視力検査、眼圧検査、眼底検査。
予約制ではありません。番号札の順に診察します。
緑内障は治りますか。
欠けた範囲を元に戻す治療はありません。治療は、これ以上進むのを抑えるために行います。早く始めるほど、残っている範囲を守りやすくなります。
症状がないのに目薬を続ける必要がありますか。
あります。緑内障は初期にほとんど自覚がない場合が多く、そのために治療が遅れることがあります。自分の判断でやめないでください。
眼圧が正常と言われました。緑内障ではないのですか。
眼圧が正常の範囲でも緑内障が起こることがあります。視神経の形と見える範囲の検査を合わせて確認します。
家族が緑内障です。私も検査を受けたほうがよいですか。
一度検査を受けてください。40歳以上の約5%、20人に1人に見られる病気です(出典: 日本眼科学会「緑内障」)。症状がないうちに見つかると、選べる治療が多く残ります。
このページの医療内容の監修
後藤 寿裕(院長/日本眼科学会 眼科専門医)
予約制ではありません。番号札をお取りのうえ、受付時間にお越しください。